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Chairman's Award of the Japan Machinery Federation日本機械工業連合会会長賞 産業用ロボット部門

第10世代液晶ガラス基板搬送ロボット MOTOMAN-CDL3000D

[株式会社安川電機]

第10世代液晶ガラス基板搬送ロボット MOTOMAN-CDL3000D

概要

液晶薄型テレビの生産性向上のために大形化が進む液晶ガラス基板を搬送するロボット。3m×3mという、最新・最大の第10世代液晶ガラス基板搬送に対応するため、世界初、独自技術である昇降ダブルリンク式支柱を採用しており、世界最高の、高速・高精度・安定搬送を実現。

評価のポイント

液晶パネルの大形化・量産化に貢献

液晶テレビに代表される薄型表示パネルの生産ラインはク リーン環境が必要で、人でさえも汚染原因とされ、全身を防 塵スーツで包んで作業しています。また、画面の大形化、低価 格化など熾烈な市場競争から量産化によるコストダウンを 図っており、生産ラインでの液晶ガラス基板は大形・高重量化 し人手による搬送は不可能です。これらにより、生産ラインの 自動化は不可欠で大形ガラス対応・クリーン対応の搬送ロ ボットは重要な役割を果たしています。 MOTOMAN-CDL3000Dは大形液晶ガラス基板搬送用 として開発されたクリーンルーム対応ロボットで、第10世代と呼ばれる一辺が約3mの世界最大級の液晶ガラス基板を 高速・高精度で安定した搬送ができます。この大形液晶ガラ ス基板は、後工程でテレビなどの製品に必要なサイズに分割 されることで大量生産を実現しており、本ロボットは、この世 界最大級の液晶ガラス基板の搬送に貢献しています。

先進のリンク構造を採用

業界初の昇降軸ダブルリンク機構を採用し、互いのリンク機 構が支えあう構造により、アームのたわみや歪みを打ち消し 合い、軽量アームでの高剛性構造を実現し、高速・高精度で安 定した搬送を可能にしています。 さらに、昇降軸ダブルリンク機構は、各リンク機構を独立で動 作制御することで昇降動作だけでなく左右動作・ひねり動作を も可能とする柔軟な動作特性が特長です。この柔軟な動作特 性を利用し、大形液晶ガラス基板が処理装置に投入されたり、 取り出される際に発生する微妙な位置ズレを、専用の付帯設 備なしにロボット本体のみで補正することができ、生産ライン 設備費用の大幅な削減が図れます。 クリーン対応については、すべての駆動部を回転構造で構成 しており、駆動部からの金属紛や油の拡散を防ぐ信頼度の高 い密封構造となっています。直動構造に比べ密封化が容易に 図れ、高クリーン対応を行っています。

最新の生産ラインで活躍

現在、世界的に進む薄型テレビへの買替えから、新工場建設 などの設備投資計画が進行中で、本ロボットに対する顧客の 期待から、順調に受注をいただいています。MOTOMAN-CDL3000Dは、薄型テレビ市場からのニー ズに応え、今後の普及が加速する40インチ超サイズを効率 よく生産できる第10世代の大形液晶ガラス基板の搬送を 可能とするロボットとして開発しました。このサイズのガラス 基板からは、液晶テレビの購入層から人気のある画面サイズ 42インチを15枚取ることができ、従来の約2倍の生産性向 上を実現できます。 また、業界初の昇降軸ダブルリンク機構を備えた先進のリン ク構造による柔軟な動作特性を活用し、生産ライン設備費 用の削減や生産ラインの立ち上げ時間の短縮、ロボットの基 本性能の向上による高速・高精度での安定した搬送などの面 からも、生産性向上が図れます。

バリエーション展開・太陽電池パネルも

導入いただいた顧客や、導入を検討中の顧客からの要望を取 り入れ様々なバリエーション展開を実施中です。さらに、第1 0世代の先にある次世代の超大形液晶ガラス基板への対応 にも積極的に取り組んで行く予定です。 最近では、製造工程が酷似しているとの背景から、本ロボット を太陽電池パネル製造ラインへ適用できないかとの依頼も あり水平展開を計画中です。世界的なエネルギー需要の高 まりから地球温暖化や原油高が問題となるなか、クリーンエ ネルギーの導入推進が進んでおり、太陽電池パネルの大量 生産によるコストダウンにもお役にたてると考えています。 今後も、薄型表示パネルや太陽電池パネルの市場からの ニーズに応え、新たなロボット適用分野を創造し、ロボット産 業の振興に貢献できるよう努めてまいります。

ソリューションと特長

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