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Minister of Health, Labour and Welfare Award厚生労働大臣賞

移乗サポートロボットHUG T1-02

[株式会社FUJI]

移乗サポートロボットHUG T1-02

概要

介護の現場において、ベッドから車椅子、車椅子から手洗い場といった座位間の移乗動作や、脱衣場での立位保持をサポート。過去の同社製品からデザインを一新し、価格・操作・装置重量を改善し、使い勝手の良い製品となった。介護施設、在宅介護両面での活躍を想定している。

評価のポイント

介護負担の軽減のテーマの一つとして、「移乗支援」が今、非常に重要となっている。本機は高齢化による代表的な課題の一つである排泄介助用の機器として顧客の主たるニーズである軽量化、使いやすさを細部に至るまで検討し、数多くの工夫を盛り込んで市場から高い評価を得ている点を評価。排泄介助は現場での強いニーズがあるにもかかわらず、現場で比較検討される競合製品もほとんどないことから今後も引き続き導入が進んでいくと考えられる。

“機器を使って立つ”移乗をサポート

移乗サポートロボットHugの概要

株式会社FUJIは、経済産業省・AMEDが行う「ロボット介護機器 開発・導入促進事業」の採択を通じ、介護従事者の負担軽減をする ための機器「移乗サポートロボットHug」を開発しました。立ち上が るのが難しくなった高齢者がベッドから車椅子やトイレへ移動する 際の、乗り換え動作(移乗)を助けます。  移乗の際、高齢者はHugへ寄りかかり、介護者は「たつ」ボタンを 押すことで、立ち上がりの動作が行えます。  Hug T1-02は、開発当初のコンセプトを踏襲しながら設計を一 新することで、高齢者・介護者ともに、より受け入れやすい製品となりました。 介護者の負担軽減だけでなく、高齢者がより自立度の高い生活 を続けるための支援機器としても活用できます。

介護現場での実用性

①高齢者の持っている力を使う、維持する

Hugは前傾を誘導し、胸部を支えながら臀部を浮かせる方式で 立ち上がりを支援します。2軸のモータが協調動作をすることに より、胸部を支えた保持部が人の立ち上がる軌跡を描きます。 Hugでの立ち上がりは、人が立ち上がるのと同様の動作で、足裏 へ重心が移動します。介護者の声掛けとともに、機器を使って「立つ」ことを意識し、動作に参加することができます。

②負担軽減と意識の変化
③トイレでの排泄介助に使いやすい

力仕事をHugに任せることで、抱えあげる負荷はなくなり、介護 者はケアに注力できます。高齢者の視点では、「介護者に持ち上 げられる」ことから「機器を使って立つ」こととなり、また介護者に 対しても「持ち上げてくれる人」から「ケアをする人」へ意識が変 わります。介護者に身体負担をかけてしまうことを気にして移動 を遠慮してしまうということが解消されます。 
立った姿勢を維持しながら、ズボン着脱やお尻を拭いたり、おむつを替えたりする排泄介助が容易に行えます。小型で軽量のため、女性でもトイレ内で楽に取り回しができます。便座に座った後、Hugに寄りかかったまま排泄をすることで、腹圧がかかり排泄 がしやすくなります。

④操作、手順が少ない
⑤転倒リスクの低減

操作は「たつ」「すわる」のボタン動作に簡略化され、ロボットを意 識せず簡単に使っていただける機器となっています。介護施設へ の導入・定着がしやすく、業務を妨げることなく手早く効率的に介 助ができます。在宅介護をするご家族の方には、機器の使い方に悩むことなくご使用いただけます。
介護者の技術や体力によらずHugは一定の動きで安定して抱え 上げが行え、転倒などのリスクが低減されます。ゆっくり下ろすこ とができるため、圧迫骨折のリスクも低減されます。

導入と普及

販売開始よりHug T1-02は約200台、シリーズ累計では 1000台以上の導入実績があります。  人ひとりを持ち上げて他のところへ移動し、排泄介助を行うのは 大変に身体負担の高い作業です。介護する方の負担が軽減される ことはもちろんのこと、介護される高齢者が長く快適に過ごすこと ができるよう、より多くの場面に導入され活用されることを期待しています。

トイレでの使用例

トイレでの使用例

お問合せ先

株式会社FUJI

住所: 愛知県知立市山町茶碓山19
担当: RS事業本部 第四営業部 第2営業課
Tel: 0566-55-8800
E-mail: hug@fuji.co.jp