自動化基礎講座およびメカトロニクス技術者試験の推進
[特定非営利活動法人自動化推進協会]
概要
ロボットや自動化に携わる技術者の実践的なスキル向上と、自動化技術の体系的な教育の確立を目的に、メカニズム・アクチュエータ・コントローラ・センサなどのメカトロニクス要素技術のほか、生産システムを支える各種手法・ノウハウに関する教育を行う「自動化基礎講座」とともに、実務的な能力を客観的に判定し証明する「メカトロニクス技術者試験」を実施。
評価のポイント
若手の技術者に対する実務教育として、製造業の現場を熟知した実務家集団による解説のもと、理論と実践の両方をバランスよく養うという、企業ニーズに合致した教育の場を提供し続けてきた点に加え、これまで自動化基礎講座において20年間の累計で延べ約10,000人が受講するなど、長期にわたり積み重ねられてきた実績を評価。
機電一体の技術レベルを高める実務的教育支援の取り組み
はじめに
国際競争が激化し、技術者不足の声が上がる中で、ロボットや システムインテグレートに関する優秀な技術者の養成と確保は、 日本の製造業における大きな課題の一つです。しかしながら、 教育の整備には、さまざまなコストや時間がかかります。また、 実践力を高める人材教育には、知識だけでなく、現場による実務 的な理解が求められますが、自社のみでこれらの教育を体系的に 網羅し、拡充するには限界があります。 NPO法人自動化推進協会は、1972年の発足以来、自動化・メ カトロニクス・ロボット技術とその発展に貢献すべく、約46年に わたり活動しています。本協会では、「実務者向け人材教育」とい う位置づけで、この趣旨に理解・賛同してくださるメーカー(企業 内技術者)、大学(研究者・学者)、技術士・コンサルタントが三位一 体となって、質の高い実務教育を低価格で提供しています。
自動化基礎講座
自動化基礎講座は、東京、京都、名古屋の3会場にて毎年5月から 翌年2月まで月1回(全10回)実施しております。講師は皆、最先端 の技術・知識を持った実務講師・スペシャリストであり、教育支援 への高い質を確保しています。1999年度~2018年度まで、約20年 間継続しているロボット業界では類をみないロングセラーの講 座です。これまでに、大手企業から優良中堅・中小企業の幅広い 業種の方々にご利用いただいております。アンケート調査では、 基礎固めや知識の掘り下げに活用でき、さまざまな事例を理解で きたと毎回ご好評いただいております。現在では、毎回約30名程 度、年間累計800名が参加しており、受講数は延べ約10,000名以上 を達成しています。加えて、年々参加者数も増加の一途をたどっ ております。
メカトロニクス技術者試験
メカトロニクス技術者試験は、機械や電気分野に関わる実務を 中心とした能力を判定し、その技術水準やレベルを証明する試験 です。試験内容は、メカニズム・アクチュエータ・コントローラ・セ ンサなどの基礎技術、並びに搬送、供給、組立てなど自動化・ロ ボットの実務技術など幅広く出題されます。これまでに、IT系人 材育成センターでの採用や高等専門学校の単位認定などの経緯 があり、約14年間継続の実績があります。2016年度より、会員を はじめ学生、技術者どなたでも受験できるように裾野を広げまし た。初級・中級・上級の3段階で目標を立てて受験していただける ように取り組んでいます。また、団体受験や企業内に出向いて実 施する出張試験なども承っております。2018年度より、東京会場 のみから、名古屋、京都の3会場と増やし、年一回(3月)に実施す る予定です。