fvの背景画像 fvの小さい背景画像
Excellence Award (Business and Social Implementation Category)優秀賞(ビジネス・社会実装部門)

シミズ スマート サイト

[清水建設株式会社]

シミズ スマート サイト

概要

BIM(Building Information Modeling)を核とする情報化施工と、最先端技術を搭載した自律型ロボットから構成される次世代型の建築生産システム。溶接や内装仕上げ、資材運搬を行う自律型のロボットがBIM情報と連動し、人とロボットが協働した建設作業を実現する。

評価のポイント

現場での導入を前提とした開発が行われており、工事への適用も進んできている点に加え、他の作業への応用のほか、開発したロボットの他社への展開や研究機関等との共同開発を行っていく方向性など、今後の事業展開が期待される点を評価。

人とロボットが協働する次世代建築生産システム

シミズスマートサイトとは

シミズスマートサイトは、人とロボットが協働する次世代型生 産システムです。BIMを核とする情報化施工と、最先端技術を搭 載した自律型ロボットから構成されます。  本技術は、5種類のロボット・建機で構成されています。建物全 体を覆う全天候軽量屋根カバー、水平方向に伸縮可能なクレーン Exter、自動溶接ロボットRobo-Welder、資材の水平搬送を担う Robo-Carrier、資材の揚重を担うAutonomous-ELV、2本のロ ボットアームを持ち仕上工事を担当するRobo-Buddyです。 当社のロボットの特徴は、自律型であるということです。自己 位置認識システムにより、部屋の形状と自分の位置を認識して移 動することができます。画像マッチングやラインセンサーによ り、対象物認識します。これらの技術の導入によって、人は当たり 前に行っているが、ロボットにとっては難しい作業を可能にして います。

開発に至った背景

建設業界では、熟練の技能労働者の大量離職が懸念されてお り、労働環境の改善による入職者の確保と生産性の向上が喫緊の 課題となっています。国土交通省は、情報化施工を前提とした i-constructionを推進することで、建築現場の生産性を2025年ま でに、20%向上させるとしています。こうした流れの中で、現在の 技術なら、過去のように使うことに多くの手間を要した「機械」で はなく、「感覚と知恵を持ち、自分で見て考え移動して、仲間のよ うに働くロボット」を開発することができると考え、当社は取り 組んできました。

導入により得られる効果

例えばシミズスマートサイトのロボットを地上30階建・基準階 平面3,000m2 クラスの建物の工事に導入すると、Robo-Welderは鉄骨柱の溶接作業の79%, Robo-Carrierは資材の搬送作業の75%, Robo-Buddyはシステム天井の施工の78%の人工を省人化するこ とが可能です。

開発の今後・現場への導入

建築現場では 何千何万の作業によって工事が進められます。 現在開発中のロボットが行う作業は溶接、天井仕上、搬送の3種で あり、これは他の多くの作業のプラットフォームと考えていま す。各ロボットから得られる情報は データベースとして保存さ れ、それをもとにロボット自身が学習を行い、さらに進化する予 定です。今後は、別の作業にも適用していく予定です。 また、当社はオープンイノベーション型の開発を行い、社会に 貢献していく方針です。Robo-Carrierは同業及び異業種への提 供、Robo-Welde rは専門工事業者への提供と機能向上、 Robo-Buddyは大学・研究機関・企業との適用工種拡大・開発を行う予定です。
10月より大阪市内の建設現場にRobo-Carrierを導入し作業を開 始し、Robo-WelderとRobo-Buddyも順次導入します。19年には首 都圏の大規模現場へ導入し、20年には全社展開の予定です。

現場で資材搬送中のRobo-Carrier

現場で資材搬送中のRobo-Carrier

お問合せ先

清水建設株式会社

住所: 東京都中央区京橋2-16-1
担当: 生産技術本部 生産企画部 岡下 清章
Tel: 03-3561-1111 (大代表)
E-mail: okasita@shimz.co.jp