ギネス世界記録にも認定された、量産化に成功した世界最小の2足歩行ヒューマノイドロボット。日本の精密なものづくり技術を活用し、独自開発した17個の超小型サーボモーターを搭載することで、約200とおりのアクションを可能としながらも、求めやすい価格で実用化。世界各国で販売されている。単4型ニッケル水素充電池と充電器もセットされており、1回の充電で1時間以上動き、省エネルギーなのも特徴。
世界初の「人がページをめくる指の動き」を一枚分離機構で再現し、簡単なスイッチ操作により、右めくり・左めくりができる読書支援ロボット。自力で本のページをめくれない方も、自分のペースで読書ができ、QOLの向上や介護者の負担軽減が図れる。使いやすさ、安全性などのユーザビリティを追求した。A4判~文庫本サイズ、厚さ3cm以下の本に対応。
液晶薄型テレビの生産性向上のために大形化が進む液晶ガラス基板を搬送するロボット。3m×3mという、最新・最大の第10世代液晶ガラス基板搬送に対応するため、世界初、独自技術である昇降ダブルリンク式支柱を採用しており、世界最高の、高速・高精度・安定搬送を実現。
機械、電気電子、制御、ソフトといった多様な技術の融合であるロボットの特徴を活かし、企業の開発エンジニアに期待される工学要素のほとんどを網羅したロボット教材。基礎から順を追って高度な実践技術力を習得できるよう、4種類のロボットで構成。更に、芝浦工業大学水川真教授や慶應義塾大学足立修一教授等の監修を経た学習支援カリキュラムも提供。国内では、ほとんどの理工系大学や工業高専に納入実績があるほか、自動車、家電等のメーカーでも活用されている。
高精度GPSと姿勢計測装置等により、予め水田形状をGPS計測して設定した作業経路に沿って田植えを行うロボット。30アールの水田でのノンストップ完全無人田植え作業を約50分で完了できる。栽培時の施肥や農薬散布など、使用場所や量が容易に記録でき、食の安全・安心の確保への貢献や、農業就業者の高齢化・減少に対応し、食料自給率向上への貢献が期待される。
自動生産設備の大幅な生産性向上に貢献する小型組立て搬送用ロボット。直動軸と回転軸を組み合わせ、動作を大幅に高速化するとともに、天吊り構造により対象物の搬送距離を最短にでき、作業の高速化を実現。また、この構造により、生産設備を小型コンパクト化できる。2008年4月発売後、自動車、電機・電子、工作機械業界向けに販売中。
がれきの中など、人が入れない幅3cm程度のすきまを、8mまで進入し、内部の映像を取得できる探索ロボット。ケーブル部の繊毛の振動により前進し、手元でねじることにより進行方向を変えられる。実際に、2008年1月には、米国の倒壊事故の原因調査に用いられ、内部の情報収集に成功しており、今後の実用化が期待される。
圧力だけでなく2軸のせん断力(摩擦力)をも検出可能な超小型3軸触覚センサーチップ。MEMS技術の利用により、2mm×2mm×0.8mmという微小な構造を実現。例えば、ロボットハンドにセンサーチップを実装することで、掴んだ物の滑りや重心位置を認識することが可能となり、より確実なハンドリングが期待できる。2010年頃の量産開始を目指す。