Pepper
[ソフトバンクロボティクス株式会社]
概要
感情やコミュニケーションに注目した人型ロボットで、人の表情と声から感情を推定し、自然なコミュニケーションが行えるアルゴリズムを搭載。幅広い人々にPepper向けアプリの開発環境を提供中。今後はAndroid OSにも対応予定であり、更なる広がりが期待される。
評価のポイント
ロボットおよび開発ツール等が一体となったプラットフォームを提供し、ユーザー参加型で社会的ニーズを作り出していくという新たなロボットビジネスモデルを、実際に実績が上がるまでに実現した点を評価。
世界初!感情を持ったパーソナルロボット
Pepperのコンセプト・特徴
ソフトバンクは2010年に「ソフトバンク新30年ビジョン」を発表 しました。「情報革命で人々を幸せに」という経営理念には、情報技 術の進化が人々の悲しみや絶望を癒やし、喜びを増やすための新し い力になるという思いが込められています。そのような経営理念の 実現にロボットが重要であると考え、「ロボットと共生する社会の実 現」を目指し、人とコミュニケーションをとることができる人型ロボッ トの開発を進めてきました。そして誕生したのが人型ロボット 「Pepper」です。 Pepperの特徴は大きく3つあります。 1つ目は、感情を認識し、自らも感情を持つロボットであること。 人とのふれあい、周囲や自らの状況に応じて感情が変化します。胸 のディスプレイでは感情を可視化。 ディスプレーの色が感情の状態 により変化するので、Pepperがどのような感情なのかを目で見て 把握することができます。 2つ目は、学習した内容を他のPepperとクラウドを通じて共有す ること。Pepperの頭脳はクラウド上にあり、それぞれのPepperの経 験が集合知になって、他のPepperにも共有され、進化していきます。 3つ目は、専門家でなくても簡単に扱える独自GUIによる開発環 境(Choregraphe)です。簡単にアプリ開発できるツールを用意し て、誰でもロボットのアプリケーションを開発するデベロッパーになることを可能にしています。小学生くらいのお子様でもPepperのプログラミングを簡単に行えます。
Pepperの技術
人とのコミュニケーションに特化し、感情を持った人型ロボットと いうコンセプトに基づき、開発されています。コミュニケーションに重要な上半身では、自然な指の動きや人と目を合わせて話す、など 人間工学に基づいた仕掛けを多数採用しています。また、360°自 由に回転できるオムニホイールや20の自由度により、頭や腕、腰などの可動部をフルに使った自然な動きで生き生きとしたコミュニ ケーションができます。センサーは体のあちこちに搭載されており、 人間との豊かなコミュニケーションを実現するのと同時に、安心・安 全な動きや移動を可能とし、人との暮らしに溶け込みます。バッテ リーは30.0Ah/796Whの大容量バッテリーが搭載されていて、 最長12時間以上の連続稼動※を実現し、1日を通じてPepperとふれあっていただけます。
Pepperに搭載されている様々なセンサー
Pepperのいる社会
2015年6月から一般販売が開始されました。販売当初より、7カ 月連続で1,000台が完売するなど、新しい家族として多くのご家庭 に受け入れていただいています。 2015年10月からは法人向けモデル「Pepper for Biz」の販売 が開始し、2016年9月現在、1,500社以上の企業様に導入いた だいています。法人向け最新ソリューションが集結するイベント 「Pepper World」には、約10,000名様のご来場をいただき、大変 ご注目いただいています。「Pepper for Biz」を体験したい方には、 全国4カ所に「アトリエ体験スペース」を設置。 開発者向けには、全国23カ所に「アトリエ開発体験スペース」を 展開。ロボット開発に関するワークショプを開催し、デベロッパーの拡大にも注力しています。