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Minister of Agriculture, Forestry and Fisheries Award農林水産大臣賞

自動収穫ロボットを活用した再現可能な農業の実現

[AGRIST株式会社]

自動収穫ロボットを活用した再現可能な農業の実現

概要

施設園芸における画像解析による収穫適否の判断と自動収穫ができるロボットの開発により、労働力を補い、また、データ収集を行う。ビニールハウスの畝間の地面は剪定した枝葉やかん水パイプ等、ロボットが地上を走行する障害に対応するため、ハウス内に設置したワイヤ上をロープウェイのような形で移動。ピーマン収穫のための独自のハンドも開発した。

評価のポイント

地面を走行する収穫ロボットはあったが、吊下げ式にすることでハウスに落ちている枝葉やかん水パイプ等の地面の状態に影響を受けずに移動や収穫が可能。 ビニールハウス内の野菜の収穫の自動化は、日本にとどまらず世界的に関心の高い技術である。 導入費用が3年間のレンタル料150万円にロボットが収穫したピーマンの出荷額の10%が手数料となる料金モデルであり、自動収穫ロボットにあった仕立て方や栽培方法についてもセットで開発しており、収穫の自動化にとどまらない栽培のスマート化に発展させる点など、普及に向けたビジネスモデルの提案を評価。

100年先も持続可能な農業の実現に向けて

ピーマンの自動収穫ロボット『L』とは

『人をサポートするロボットが必要だ』という農家の声を受け開発さ れたのがピーマンの自動収穫ロボット『L』です。  これまでの農業ではいわゆる3K(キツい・汚い・危険)というイ メージがあり、全国的な人手不足、高齢化、伸びない新規就農者な ど、このままでは日本の農業が衰退していきます。しかし、近年では 経営改善や作業負担の軽減などの改善のために、AIやICT等の先 端技術を導入する動きが加速しています。しかし、一方で農業という 分野に先端技術を導入する障壁として、コストや使用する作業者の 育成などが挙げられています。  アグリストの自動収穫ロボットは上記の社会課題に対して、導入 コストが安価であること、操作が簡易であることが特徴です。農家が 求める機能をできるだけシンプルな構造で開発することによって、 導入コストを抑えています。シンプルがゆえに操作も簡単で、ボタン一つ押すだけで自動収穫が開始されます。

自動収穫ロボットを活用した再現可能な農業の特徴

①労働力を補う ②着果負担軽減により収穫量UP ③データを活用した再現可能な農業

【労働力を補う】

農作業の中で一番作業負荷の大きい収穫の作業をロボットが行 うことで、人はよりクリエイティブな仕事に時間を使うことが可能に なります。自動収穫ロボットはハウス内に張られたワイヤ上をロー プウェイのように移動しながら、農作物を収穫します。ロボットが得 意な作業はロボットが、人間が得意な作業は人間が行い、より効率 的な農業を実現します。

【着果負担軽減により収穫量UP】

自動収穫ロボットを導入することで、ロボットが毎日収穫適期の農作物をAIで判断し、適期を逃すことなく収穫が可能になります。 その結果、木の着果負担の軽減につながり、木が元気になることで 全体の収穫量の向上に寄与します。

【データを活用した再現可能な農業】

自動収穫ロボットには、カメラを搭載しています。ロボットが毎日、 圃場内を巡回することで農作物の状態を画像データとして収集して いきます。このように、農作物の生育状態(木、葉や着果の様子など) という出力データと、潅水、施肥量、温度などの農作物に与える入力 データを日々蓄積し、入力データと出力データの相関を分析していく ことで、人の経験や勘に依存しない再現可能なものにしていきます。

今後の展望

「農業で一人前になるためには数年かかる」それがこれまでの農 業の当たり前でした。今まで勘や経験に頼っていたものをデータや 数値で判断できるようになることで、新規就農者や農業への新規参 入を考えている企業の参入ハードルを下げることが可能になりま す。また、データを活用した農業は、作業の効率化や収穫量の向上に 寄与するため、今までの3K(キツい・汚い・危険)のイメージから、農業を誰もがやりたい魅力的な楽しく儲かる産業に変えていきます。

自動収穫ロボット「L」がピーマンを収穫する様子

自動収穫ロボット「L」がピーマンを収穫する様子

お問合せ先

AGRIST株式会社

住所: 宮崎県児湯郡新富町富田東1-47-1
担当: 経営企画部 峯野 弘樹
Tel: 070-4062-8607
E-mail: info@agrist.com