toio™(トイオ)
[株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント]
概要
toioのロボット「キューブ」は専用マットに印刷された特殊パターンを光学センサーで検知することで絶対位置の検出が可能。また、6軸検出システムにより三次元的な姿勢・動きの検出も行う。「つくって、あそんで、ひらめいて」を育む小型のロボットとして、一般ユーザーの利用だけでなく、学校やアフタースクールにおけるプログラミング教材、探求学習用教材として採用されている。
評価のポイント
プログラミングは、MITメディアラボで開発されたビジュアルプログラミング言語Scratchに準拠しており、ブロックをつなげていくだけでプログラミングが可能。プログラミング初心者から、高度なプログラミングの学習までに対応するように設計されており、利用範囲は広い。オープンソースとして内部仕様を公開しているため、サードパーティーによるアプリ開発等も進んでいる点も評価。
創意工夫を引き出すロボットトイ
ロボットで「あそぶ・つくる」を通じて楽しい原体験を
「toio™(トイオ)」1)は子ども・ご家族でロボットを使って楽しめる あそびを提供しようと生まれた製品です。 32mm角の「toio™コア キューブ」を2個とブロックなどを使っ てロボット相撲ができる「クラフトファイター」をはじめ、工作・音楽・ ミニゲームなど多彩なあそびを提供するほか、プログラミングも広 義の「あそび」のとして楽しんでいただける環境を用意しています。 対象年齢は6歳以上とし、このようなロボットとの楽しい原体験を通 じて、ロボットに親しみを持ち、ロボットの視点・考え方・ふるまい方 を肌感覚として理解し、将来身近なパートナーとしてロボットと当た り前に暮らす時代に貢献できればと考えています。
楽しむためのロボットに必要な「低い床・広い壁・高い天井」2)
toioは長く楽しんでいただくロボット製品として、まず手軽さや親 しみやすさが(=低い床)必要であり、あそびの種類や表現力の幅 (=広い壁)が大切であり、プログラミングも含めた拡張性や将来性 (=高い天井)が重要だと考えています。toioでは、シンプルな白い キューブに好きなおもちゃをのせて様々なキャラクターや世界観を 投影できる余白をデザインに設けたほか、複数台のキューブ同士が 協調し様々なルールに応じてゲームのようなあそびができるよう、 「絶対位置」を取得可能な光学センサーと特殊印刷されたマットを 組み合わせて簡単なプログラムできびきびとした多様な動きや複 数台の協調動作を実現できます。これらによって、単なる四角いロ ボットではなく、好きな「キャラクター」「ルール」「ストーリー」「世界 観」を手軽に取り入れられるロボットとなっています。 またプログラミング方法もカードと絵本を使った「GoGo ロボット プログラミング」、画面上でScratch式のブロックでプログラミング できる「toio Do」、そしてJavaScriptやUnityなどにも対応しエン ジニア・研究者・クリエイターも活用できる、長く幅広く夢中になれ るプログラミングを楽しめる3ステップの環境を提供しています。
ロボットで楽しんだ原体験が多様性社会への貢献へ
様々なご家庭や教室でtoioであそんだり、プログラミングでつく る体験を通じたコメントの数々から得られたことは、ロボットで遊 び、自分の好きなキャラクターを作り、プログラムで思い通りに動か すことは、他の誰かの視点・思考・ふるまいを主観・客観双方理解す ることであり、国や地域を超えた人々との交流やAIやロボットとも 共存し多様性理解が重要な未来に必要な感覚・思考につながる原 体験になるのではないかということです。あそびとして生まれたロ ボットtoioがそのような社会に貢献できればと願っています。